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&WOOLの“ちょっと豊かに”なる情報を発信していくブログです。
2021/04/20 17:00
いつも【AND WOOL】をご利用くださっている皆様、どうもありがとうございます。
この投稿のタイトルにある通り、私たちは今年「クラウドファンディング2021」に再び挑戦します。いつも応援してくださる皆様に、今回3度目になる挑戦について思いをお伝えしたく、この投稿を書かせていただいております。
最後まで読んでいただけると大変うれしいです。
●2度のクラウドファンディングへの挑戦
私たちはこれまで、クラウドファンディングに2度、挑戦しています。
▼2019年夏
▼2020年夏
最初のきっかけとなったのは、私たちが行っている活動について「もっとたくさんの方に知っていただきたい」という思いでした。
私たちは、さまざまな事情から外に働きに出ることが難しく在宅ワークを必要としている方や、就労支援事業所の方の雇用を創出するための活動「雇用創出プロジェクト」を行なっています。その活動の一環として行なったのが、クラウドファンディングへの挑戦でした。
「雇用創出プロジェクト」は、在宅ワークの必要性、低賃金という内職の現状、私たちのような小さなブランドの現場を担う職人の不足、職人育成のために時間とお金がかかるという事情など、多くの問題を解決し「みんなが幸せになる仕組み」を作りたいと思って始めた活動です。
しかし、私たち自身の負担が大きく「このままでは活動を継続することが難しい」「支援する側もされる側も一緒に倒れてしまう」という状況になったことから、クラウドファンディングを利用してお客様から事前に製品の「予約注文」をいただくことで、状況を少しでも改善したいと思いました。
自分たちにとっては難しい挑戦だと考えていましたが、2度のクラウドファンディングでは、多くの方にご支援をいただき目標金額を達成することができました。応援してくださった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
●2年間で少しずつ広がった私たちの活動
この2年間で、私たちの状況は大きく変わりました。私たちの活動を知ってくださる方が増え、静岡県島田市にある私たちのアトリエには、毎日、駐車場から車が溢れてしまうほど、人が集まってくれるようになっています。
現場で作業を手伝ってくれるワーカーさんも増え、手仕事を担ってくれる技術の高い職人さんが育ってきています。さらに、就労支援事業所さんと一緒に作ることができる製品を開発し、お仕事発注ができるアイテム数も増えています。
この投稿のヘッダー画像は、昨年のクラウドファンディング終了後にアトリエで開催した「活動報告会&感謝祭」の様子です。2年前には想像もできなかった、たくさんの笑顔が集まるアトリエの風景です。
皆様に支えていただいていることに、本当に感謝しています。
●みんなを不幸にしてしまう大きな課題
少しずつ「雇用創出プロジェクト」の活動が広がり、状況も改善されていく中で、私たちはまだまだ多くの課題を抱えています。
その1つには、大前提として、在宅ワークを必要とする人や、適正賃金が支払われる仕事を必要としている就労支援事業所さんは、まだまだたくさんいるということです。つまり、「仕事を必要としている人」に対して「仕事の数」のほうが圧倒的に不足しているということです。この点については、地道に活動を広げていくしかないと思っています。
今回、3度目のクラウドファンディングに挑戦する理由は、これとは別にあります。
私たちの製品は、1つ1つ手仕事によって製造することで、他にはない大変高品質な製品に仕上げることができます。さらに、製品が高級品であることで、無理に低価格で販売する必要がなく、現場の担い手に適正賃金を支払えるという仕組みになっています。
この仕組みを支えるために発生してしまう問題が、製品製造に大変な手間と時間がかかり、大量生産することができないということです。このことが今、私たちの活動を進める中で、大変不幸な状況を生んでしまっています。
2度のクラウドファンディングを通して私たちを製品を知ってくれる販売店さんが増えたことで、おかげさまで秋冬シーズンの注文数は増えてきています。しかし、シーズンに入ってからご注文をいただいても、生産が間に合わないためお断りしなければならない状況が、少なくない件数発生しています。
・仕事を必要としている「もっと製品を作りたい人」
・製造数を増やして仕事の発注数を増やしたい「私たち」
・製品を仕入れて販売したい「もっと製品を売りたい人」
この3者が揃っているにもかかわらず、お断りしなければならない……、みんなにとって不幸な状況になっています。
私たちのような小さなブランドは、たくさんの在庫を抱えることは難しく、さらに、上質で高額な素材(糸)も常時大量に仕入れるということは難しい状況にあります。
この問題を解決するためにはできるだけシーズン前から予約注文をいただくこと、つまり、クラウドファンディングによって予約販売を行うことだと思っています。
●「クラウドファンディング2021」に挑戦します
昨年、一昨年は夏の時期、8〜9月にかけてクラウドファンディングを行いましたが、今年はさらに時期を早めて春の開催(5〜6月)を予定しております。
先ほどお話しした私たちの抱える大きな課題は、私たちだけのものではなく、多くの中小ブランドが抱えている問題です。今回のクラウドファンディングを通して、そのようなものづくりの現場の事情も皆様に知っていただく機会になればと思っています。
・在宅ワークのお仕事を必要としている方や、就労支援事業所さんからの問合せが増える中、仕事の数が足りずお断りしなければならない状況を改善したい。
・早い時期から予約注文をいただくことで、製品をほしいと言ってくださる方に販売できいない状況を改善したい。
この2つの理由から、今年もまた、私たちはクラウドファンディングに挑戦したいと思います。
今回挑戦するクラウドファンディングにつきまして、現時点で決定している内容は、下記の通りです。引き続きスタッフみんなで話し合いを重ね、皆様には詳細が決まり次第お知らせしたいと思っております。
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・タイトル:みんなを幸せにする【魔法のストール】で在宅ワークの雇用創出をしたい!2021
・実施期間:5月21日(金)〜6月29日(火)
・リターン品:詳細は改めてお知らせしますが、一番人気の「カシミヤ100%大判 魔法のストール」を中心に、この1年で就労支援事業所さんと開発した商品などをご用意する予定です。リターン品はすべて、手仕事により1点1点仕上げられたもので、雇用創出プロジェクトに参加して私たちの製品製造の担い手となってくださっている皆様に作っていただきます。
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継続的に応援・協力してくださる皆様のおかげで、私たちは倒れることなくプロジェクトを前進させることができています。本当にどうもありがとうございます。引き続き、応援していただければ幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
ANDWOOLディレクター
村松啓市
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